職員インタビューINTERVIEW
INTERVIEW職員インタビュー
介護職員 / 介護副主任Nさん
2014年入社
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自己紹介をお願いします。現在の役割や担当業務について教えてください。
施設が開設した翌月の2014年4月に入職しました。開設直後でしたので、知人から誘われて施設見学にいき、その流れて面接、入職となりました。
入職までは有料老人ホームで日勤と遅番だけの勤務を3年半行っていました。2024年5月からは副主任としてケアハウスを担当しています。
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この施設で働くことを選んだ理由は何ですか?
誘ってくれた方が当施設のオープニングスタッフだったので、綺麗だから見に来てって声をかけていただきました。
自宅からも近かったし、新しいスタッフばかりだったので0から学べるなと思い、興味を持って見学申し込み・面接、入職の流れとなりました。
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働き始めてから、印象に残っているエピソードを教えてください。
ユニット型なので、1日に関わる職員の人数は少ないですが、 助け合ってなんでも言える環境です。
初めて看取りの方と接して、看取りの方をお見送りする時に、やりがい、利用者さんのこともそう、ご家族の表情もそう。
初めて感動というか、 自分がやっていることがこんなに人から感謝されると思われるという、衝撃に似た感動みたいなのを感じました。
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職場の雰囲気はどうですか?同僚や上司との関係について教えてください。
ほとんどの職員が誰かのために、人のために働いているので、家族より気にかけてくれていると思います。
小さな体調変化の気遣いから大きな変化までです。それがチームワークに繋がっているのではないかなと思っています。
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この施設で働いて良かったと思う点は何ですか?
意見を言える人と場所がある。上司や違う意見が言える、 聞いてもらえる場所があります。
意見を言うこと、意見を言える環境は以前の介護職場ではなかったですね。
話しかけてもらえて「はい」って言ったり、朝の申し送りを聞かれて言ったりするくらいで、個人的に聞くというより、思っている考えを聞かれるとか、そういうのはなかったです。
周りに言いやすく、聞いてもらえる場所があることがこの施設のすごくいいところだなと思っています。
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日々の業務で大切にしていること、心がけていることは何ですか?
常に前向きに学び続けることで、利用者さんや新人職員から多くの気づきを得ています。
例えば、苦手だと思っていた入居者さんへの関わり方も、新しい職員の声かけを見て学ぶことができました。
外国人職員が「ありがとう」「またね」と前向きな言葉で話を終える姿にも、言葉の使い方の大切さを感じます。
ただ、職員同士のすれ違いで辞めてしまう人がいるのも現実です。支え合いのなかで「お疲れさま」と声をかけられることが当たり前になると、感謝の気持ちが薄れてしまうことがあります。でも、本来は小さなことにも「ありがとう」と言い合うことが、より良い職場を作る土台になると思います。
価値観の違いはあっても、お互いに支え合い、感謝を伝えながら学び続けることで、成長し続けられるはず。
そんな思いを持ちながら、これからも仲間と一緒に前向きに歩んでいきたいです。 -
施設で提供している研修やサポートについて教えてください。
最初のころの研修は地域交流室で映像が流れてその場で感想を記載する研修でした。
時間内に終わらせて提出する、出席することの方が目的みたいな感じになってしまっていました。
しかし、最近始まったこのオンライン動画研修はすごく分かりやすく、内容を間違えたら解説が出て、自分のタイミングでできるところがとても気に入っています。
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この施設でのキャリア形成について、どのように考えていますか?
最初パートでの入職だったので非常勤から常勤、常勤職員からユニットリーダーとなりました。
機会を与えてくれたのは上司や周りの方々。今もそうですが、「やったからには自分でやりなさいね」ではなく、バックアップ、フォローをしてもらえます。
外部研修にも参加できて新たな視点が得られます。会議もそうですし、そういう部分では 野放しじゃなくって、やりたいと思ったらちゃんと支えていただける体制は助かります。
他の施設の方のお話を聞く中では、同じように仕事をしていただいて、外部研修受講の機会もあるような環境が多くないことを知りました。
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介護施設で仕事を通じて、どのようなやりがいや使命感を感じていますか?
非常勤から常勤、ユニットリーダー、副主任と経験を積む中で、私はまるで子どもの成長のように育ててもらってきたと感じます。
日々の満足感は小さくても、大変さや辛さを知ることで、自分がどれだけ成長させてもらったかを実感します。
非常勤の頃は目の前の入居者さんのことしか見えていなかったけれど、常勤になるとユニット全体、リーダーになると施設全体、そして副主任になった今は施設を超えて地域まで視野が広がりました。この過程で、少しずつ世界が広がっていくことの大切さを学んでいます。やりがいや満足感は確かにあります。でも何よりも強いのは感謝の気持ちです。
周りの支えや教えがあったからこそ今の自分がいると、10年前からずっと感じています。
育ててもらったことへの恩返しをするためにも、自分が学んだことを次に繋げていきたいと思っています。
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これからこの施設で働こうとしている方にメッセージをお願いします。
1度見学に来て雰囲気を感じてみてください。下手な言葉よりかもそこかなと思います。
ふと入った時に、関わり合いとかが見れるので、雰囲気に来てくださいって思います。